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IN⇔OUT

入れたものは出します

【映画感想】Present for You 

去年書いた映画の感想だけど、こういうのをアップしてくよ、ていう意味で、置いてみます。
今年は映画を(私比で)たくさんみているので、随時アップしたい所存です。

Present for You 
主演、オダギリジョー
じわい映画だった。スゴいおもしろい!というのでもないし、誰彼かまわずおすすめなわけでもない。雰囲気映画な部分も感じたし、 シュールな映画だと思う。でもなんかジワジワくる。
底辺層がなにもかも分かち合って生きていて、金を持っているトップの人間が信じ合う人間を嫌う、その対比や底辺の生活を送っている人たちの侵しさとかあきらめとかが、 とてもリアルに感じた。
正直言うと、青木崇高目当てで行ったんだけとも(その点についていうと、パーフェクトに満足!)主演のオダジョーの情けなくて侵しい主人公も良かったし、サトエリ可愛かったし、 りりこさん(風吹ジュン) も好きだった。でもあれよ。なんと言っても夏八木勲ですよ。もう、コエー!マジコエー!ていう気持ちだった(笑)
怪演て、ああいうこと言うんだよねぇ..権力とか金持ってる人のまともかもしれないけど、どこか狂気じみたあの感じが、ホラー級にこわかったです。
そうそう、 この映画、実写とパペットを融合して作られているんだけど(そこが一つの売りというか)、その絶妙なバランスというか、残酷さを滑稽に見せて、リアルをシュールのオブラートに包んでて、でも、 目の前にがっと突きつけました。 という感じがとても面白かった。
あと、食事シーンが生々しいのな。音が。咀嚼音とか啜ったり骨をしゃぶる音とかが、怖いくらい生々しい。主人公が、ボスである夏八木勲と食事するシーンがあるんだけど、そこがねぇ、なんというか、人肉を食べてる錯覚になる。人を食い物にしているという比喩的表現の、 さらに代替のような意図された演出かどうかわかんなかったけど、 印象に残ったなあ。
それから音楽。ラテンというかフラメンコっぽい音楽が何度か使われていたり、効果的で、サントラあったらほしいなぁとか思った。悲しくて怖くて侵しくて、ポップだけと切ない映画で…結果、 じわじわくる映画です。

円盤が出てるなら、もう一回見たいけど、どうなんだろう。